女性にとって爪は意外と見られていることが多い部位なのでお手入れをしている人も多いです。
ただ、知らない間に縦線や縦割れがおきていることがあります。これは爪甲縦裂症といいますが、なんで起こるのか知りたい人も多いですし治し方を知っておくことで誰にも秘密のまま対策が出来ます。
爪の縦線!縦割れしたけど原因は?
縦線が出たり割れたりする原因の一つに有機溶剤やエタノール、洗剤があります。
特に仕事で水仕事を行っているとおきやすいです。実は爪は水と乾燥に大変弱くて、含まれている水分量が減ると割れやすくなります。
マニキュアをよく付けている人も注意が必要で、落とすときに使う除光液には大変強い成分が使われています。
アセトンの除光液成分は水や油分を溶かす性質があり潤いを保つのに欠かせない水と油分を奪ってしまいもろくなります。出来ればノンアセトンタイプの除光液が良いです。
足の指が割れるときは靴が原因のことがあります。自分にあってない靴を履いていると圧力がかかって割れてしまいます。
外的な刺激だけでなく身体の中の異変で起きることもあります。
そのひとつが栄養不足です。爪はタンパク質で出来ているので十分に摂取してないと材料がたりない状態になります。
タンパク質の合成に欠かせない亜鉛や肌のコラーゲンに含まれるケイ素が不足しても弱くなって乾燥しやすくなります。
他にもビタミンAやB2、B6にCなども欠かせません。
食生活の乱れやダイエットなどで栄養が足りないと割れる原因になります。
爪を作ったり成長するために欠かせない酸素や栄養素は血液を通って指の先端の細胞にまで届きますが、血行不良になると必要な成分が届かずに弱くなり割れやすくなります。対策として運動や指先のマッサージをするのがおすすめです。
爪の縦割れ注意したい病気はこれ
急に割れやすくなったり、一つだけでなく複数の指が割れやすくなったときは要注意です。
原因が病気かもしれませんし、同じ場所に繰り返しておきるときも可能性が高いです。
割れるというのは身体に異常が起きているサインでもあります。
考えられる病気の代表的なものは
- 内臓疾患
- 内分泌異常
- 代謝異常に
- 卵巣機能障害
- 甲状腺疾患
- 低体温症
- 糖尿病
- 貧血
- 高尿酸血症
などです。
急に割れたり何度も割れるときは病気が原因かもしれないので早めに病院を受診したほうがよいです。
爪の縦割れたときの応急処置
それ以外の応急処置として爪を切る対策があります。
割れたときは肌を傷つけたり、髪の毛や服などに引っ掛けて割れるのが大きくなるのを防ぐため切ります。
時間が経てば伸びてきて再生するので自然と治ります。
足の場合はテーピングをすると保護できます。
洗剤や有機溶剤、除光液が原因のときは乾燥を防ぎます。
除光液はノンアセトンタイプに変更したり、ゴム手袋をつけて保護したり天然成分の洗剤を使うなどです。
他にもクリームやネイルオイルで保護するのもおすすめです。
外側の保護だけでなく内側のケアとしてバランスのよい食事も必要です。
タンパク質やビタミンAやビタミンB2、新陳代謝に必要な亜鉛やケイ素も重要です。
また栄養が届いていても調子が悪いときはストレスが影響していることが考えられます。
知らない間に受けたストレスが自律神経を乱して栄養分の循環の阻害や気がつかない間に噛んだりして自虐行為をしていることがあります。
たくさん栄養を摂取してしっかりと睡眠をとり、たまっているストレスを解消するように心がけるのが大切です。
皮膚科などで治療をするときはステロイド外用薬が処方されます。
割れ目の根元から先にかけて塗ります。1日2回ほど塗布して2ヶ月から3ヶ月ほどで症状は改善します。
特に割れが酷いときは薬で再生を補うことも必要です。
縦線や割れるなど症状が出たときは色々な原因が考えられるので軽く考えないできちんと対策をするようにしたほうが良いです。
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